ご冥福をお祈り
するまえにまず、『グイン・サーガ』をどうするか、
というのが頭のなかをよぎりました。
正直言って、残された未完の原稿の中に埋もれていないか、
また、どこかの銀行の金庫の中にしまわれていないか、
徹底的に調査してもらいたいものです
というか、残された『グイン・サーガ』に関する遺品をまとめて
出版するなりなんなりしてすべてを公開してもらいたいです
さすがに遺族の方の感情というものが
どういうものなのか知りませんし、
昨日の今日でまったく関係のない他者がこういうことを
いうのもどうかとは思いますが、
おそらく今回の事例は特殊なものではなく、
何人もの作家に重い責任を投げかけたはずです
誰もが認める一大巨編が未完に終わってしまった以上、
ほかの人が続編かいてもそれは別の作品なので、
結局は作者が生きている間に
なるべくすべての作品を完結していただきたいのです
そのことを身をもって知らせるのが、今回の事例
どんなに素晴らしい作品も、すべからく終わりを迎える。
ならば、最後ぐらいは、
ほかのすべての人が納得しないとしても
作者だけは、
作者だけは満足できるラストを迎えてほしい。
人気の低迷、出版社の倒産などの外的要因があったとしても
作者の納得のいかない状況で最後を迎えることになったとしても
まぁ、読者のほうは満足いかなかったらボロクソにいいますし、
過程が気に食わなかったら平気でこき下ろしたりもします。
すぐに忘れられる作品もたくさんあります。
ですが、最後のない作品はただの作者の感傷にすぎないでしょう
とまぁ、いってるけど
永遠、というか今この瞬間が
何億年の何億倍も続けば、という想いもあります
それは読者の感傷にすぎませんが
何かをつくると作者が決めたということは、
幕を下ろす覚悟もある、ということと同義だと思いまし、
私は作者にその覚悟を求めたい。
まぁ、天国に行けば続きが待ってるというのであれば
天国に行く努力はしてみようと思います。
改めて栗本薫氏のご冥福をお祈り申し上げます。
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